いのちだいじに
昨日、今日とすごくいい天気で気分が良かったけど、街は暗い顔をした人達が足早に過ぎ去り、深く淀んだ重い空気が漂い、心がどうにも晴れない。
日々、不安と恐怖を伝える報道ばかりで、そうなるのも仕方がない。
昨日は97人、今日は89人の感染者が見つかり、3桁の大台も目の前となる中、ソフトバンクの孫さんと楽天の三木谷さんが政府に緊急事態宣言をツイッターで呼びかける動きもあった。
来週には長男の入学式、次男の始業式を控えているが、その後はGWまで休みが確定しているので、余程の馬鹿な行動をしない限り感染は防げるだろうと思っているが、問題は俺自身である。
とりあえず、俺は行きたくないけど、日々会社に出勤している。
基本的に電車通勤なので、もしかしたらもう無症状で感染している可能性もある。
3月末からの異常な感染者の増え方に危機感を感じたので、4月からは自発的にマイカー通勤を始めた。
駐車場代は1日停めて1,600円。
自分の命を守るために自発的に切り替えたので、会社からの支給は当然ない。
それでも安心安全と引き換えたと思い、自腹を切っている。
正直、そういう悩みも不安も恐怖も、緊急事態宣言を出してくれれば解決するので、早急に対応して欲しい。
正直、中小企業の経営者なんて社員の安全など考えていないので、国がやれと言わなければ自宅待機になる事なんかほぼありえない。
とりあえず、今週末の世間と感染者数の動向次第で、俺は月曜から自発的にストライキを起こして会社を休もうかと思っている。
金なんてどうにでもなるし、それよりも自分の命と家族の安全が優先であるのは明白だし、会社と心中なんてする気はない。
万が一、これで職を失う事があっても、しゃーないなと笑い飛ばすくらいの余裕はまだあるつもりだ。
水や木など生命を感じる生き生きとした写真を撮るのは好きだが、街に打ち捨てられたゴミの退廃的な生命力を失った写真はもっと好きだ。
ビルとビルの隙間に何年もかけて層が出来るほど積み上げられたゴミの山や、自動販売機の後ろに捨てられたタバコの吸い殻や空き缶の山、綺麗な道路上でなぜここに?という感じで唐突に捨てられているゴミ。
そのゴミがきちんと捨てられずに、そこにある背景を想像すると楽しくて仕方がない。
そして、そのゴミは片づけられたとしても、俺の撮った写真の中で永遠に生き延びる。
とりあえず、今すべき事は生き延びる事!!